現地写真 1999/8/21撮影


土石流を捕捉した砂防ダム付近

 
砂防ダム直下。石灰岩などの白い礫で、まるで砕石を撒いたかのよう。発生直後はこんなにきれいではなかったが、その後の降雨および河川水により洗い流されたとのこと。

 
 
砂防ダムの直上には幅20〜30m程度で礫を主体とした土砂が堆積している。袖を乗り越えた痕跡は確認できない。流木は多くない。ダムの堆砂域では立木の損傷は見られない。礫は1m以上の大きなものも散見されるが、ほとんどは20〜30cm程度のもの。

 
堆砂域の上流側では、両岸に1〜2m堆積し、河道は下方侵食されているように思われた。


両岸の堆積物の周囲には泥しぶきがまったく見られない


周囲の林は杉人工林が主体。ところどころにこのような梢折れしたり、根曲がりの樹木が見られるが、これらは土石流とは関係なく、ここ1年以内くらいの風害あるいは雪害によるものと思われる。


大貝戸集落内を流れる西之貝戸川


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制作:牛山素行 ->Here
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