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作者紹介- 研究業績-学術論文・著書- - パソコン通信による双方向災害情報利用に関する提言
自然災害科学(日本自然災害学会誌)Vol.14 No.2 (1995) 掲載論文

パソコン通信による双方向災害情報利用に関する提言
−台風9313号を事例として−

牛山素行*・北澤秋司**

* 岐阜大学大学院連合農学研究科博士課程(信州大学配置)
** 信州大学農学部森林科学科

キーワード:パソコン通信、電子掲示板、災害情報、台風

要旨 Abstract

 1993年9月、台風9313号接近時に大手パソコン通信ネットのNifty-Serve上に台風関係の情報交換を行う臨時電子掲示板が開設された。電子掲示板には約3日間の間に全国各地から約200の発言が寄せられ、約80000回の参照があった。参照は台風最接近時に最も多くなった。発言内容は発言者の周囲の状況を伝えるもの、台風そのものの情報、交通情報などが多かった。発言タイトルと参照の関係を見ると、参照者は台風そのものの情報により強い関心を持っている傾向が示唆された。


目次

静岡大学防災総合センター 教授  牛山 素行
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