豪雨災害ってどのようなものですか

 雨は人間生活に欠かせない水を供給してくれる元であり,我々に多くの恵みをもたらしてくれます.しかし,一時に多くの雨が降ると,大きな災害をもたらす,怖い面も持っています.大雨によってもたらされる災害を「豪雨災害」と呼び,主なものとしては,次のようなものがあります.これらのうち,(1)(2)のような災害を「河川災害」,(3)(4)(5)のような災害を「土砂災害」とも言います。
 
(1)洪水: 大雨によって川の水があふれたり,水はけの悪い土地に水がたまること.
(2)河道の侵食: 川をたくさんの水が流れることによって,堤防が壊されたり,川沿いの田畑や建物が流されたりすること.大雨に伴って発生します.
(3)がけ崩れ・表層崩壊: 急斜面が大雨による流水で浸食されたり,地中に含まれる水分が多くなるなどして崩れること.表層崩壊などによって崩れた土砂と,川を流れる水がいっしょになって,土石流になることもあります.
(4)土石流: 多量の水が土砂と混ざり合って,川や谷沿いに流れ下る現象.大きな破壊力を持ち,直撃されると建造物,橋などが壊され,大きな人的被害をもたらすこともあります
(5)地すべり: 斜面の一部の土地が,比較的ゆっくりと動く現象.前兆が発見されれば,避難などが行いやすいこともありますが,活動が長期化することもあります.

制作:東北大学大学院工学研究科災害制御研究センター 講師 牛山素行 
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