「降水量××ミリ」と言われても、目で見てどの程度の強さの雨に相当するのかを思い浮かべることは、なかなか容易ではない。たとえば、「豪雨・洪水防災」には次のような説明がある。
1時間に5mmから10mmの雨量では雨がトタン屋根を打つ音が聞こえ,あちこちに水たまりができる。「降水量10mm」というと弱い雨のようにも思えるが、実際に目にしてみると「だいぶ雨が強くなったな」と感じるような降り方であるといってもいい。1時間降水量と災害発生の関係は、地域によってもかなり異なるし、先行する降水量の多寡によっても状況は変わってくるが、上記にある30mmというのは一つの目安になるであろう。 【参考文献】高橋 博ほか編,1987:豪雨・洪水防災,30〜32,白亜書房
1時間雨量が10mmから20mmでは地面一面に水たまりができ雨の音で話もよく聞こえない。この程度の雨が長く続くときは警戒が必要になる。
1時間20mmから30mmはどしゃ降りで,下水があふれ出し,小さな川ははんらんし,がけくずれが始まる。
1時間30mmを越えると,バケツをひっ<り返したような雨となり,危険地帯では避難体制に入らなければならない。
このような状況を判断基準として豪雨に対する日常的な関心を持ち,住居地の特性を考慮した対応を心がけておくことが重要である。
また,気象庁の作成した「雨や風の強さと被害等との関係を示した解説表」という資料は,非常に参考になる.